一般的に高血圧と飲酒の関係は相性が良くないと思われています。もちろんお酒は飲み過ぎた段階で人に様々な害を及ぼすものですので、摂取量には注意を払っておかなくてはなりません。しかし一方で酒は百薬の長と言われるくらいに、適量であれば身体に良いと言うデータもあります。どのような論理が一番正しいとか、明確に把握することは大変困難を極めますので、お酒が体に及ぼす影響から考え自分に適したお酒との付き合い方を見つけ出す必要があります。まず自身の高血圧の原因がどのようなところにあるのか知っておくと良いでしょう。高血圧が暴飲暴食などの生活習慣によるものであれば飲酒の量は考え直さなければなりません。一方で辛く忙しい日々の仕事が原因となる精神的な負担によって、自律神経が乱れ、睡眠不足に陥り、高血圧になっている可能性もあります。そういう人にとって適量の飲酒は精神を緩和させる働きを持ち、むしろ体に良い影響を与える場合があります。

また高血圧の原因をすべてをお酒だと決めつけてしまうのも安易な判断です。高血圧の原因として塩分の摂りすぎというのも大きな理由です。お酒に塩分はほとんど入っていません。考えられるのはお酒と一緒に食べるおつまみです。ビールや酎ハイなどの炭酸系のお酒はのどごしが良く、ついついたくさん飲みたくなって塩分の高いおつまみを選択してしまいます。またそれが油ものである場合も多く、体内では脂肪と悪玉菌が増えてしまいます。これが徐々に血管を詰まらせてしまい高血圧の原因になってしまいます。だからといって一切食事をとらなければいいかといえばそういうわけでもありません。お酒は刺激物でもありますので、空腹のまま体内に取り入れてしまうと内臓に大きな負担をかけてしまうことになります。また空腹の状態というのは体が栄養を欲していますので、お酒の成分にある体に良くない栄養分まで吸収してしまいます。毒素が分解されないまま体内に残ってしまうとそれが蓄積されて急性アルコール中毒などの命に関わる様な症状を引き起こしてしまいます。

高血圧の人で飲酒はやめられない人は、一緒に摂る食事内容を改善してみましょう。具体的にはサラダや焼き野菜などがオススメです。肉料理がなければ物足りないという人は、揚げ物ではなく焼いた物を選択すると良いでしょう。使う油もオリーブオイルであれば、お酒の毒素を分解してくれる役割を担ってくれますので効果的です。

お酒を多く飲みたいなら度数が低いものを飲む

高血圧の人が健康的にお酒を飲むためには、その種類も選ばなければなりません。特に体重の増加によって高血圧を招いている人は日本酒や酎ハイなどの糖分の多いものは控えた方が良いでしょう。とくに酎ハイに含まれる糖分は、もちろん種類にもよりますが、ソフトドリンクと変わらないくらいの量が使用されている可能性があります。糖分を控えるようにいわれている人は、日本酒や酎ハイは避けた方が良いです。どうしても飲みたいという人は最初の一杯か、最後の締めの一杯というかたちの自分への区切りとして摂取するようにしましょう。

最もおすすめなのがワインや焼酎です。ワインや焼酎は蒸留酒ですので、身体を太らせるような成分はあまり含まれていません。よって、脂肪を蓄えてしまうことによる高血圧のリスクは下げることができます。また、ワインはポリフェノールを含んでいますので適量であれば美容にも良いといわれています。焼酎は太りにくいお酒ですがカロリーが高く度数が強いので身体の負担を避けましょう。たとえば焼酎や日本酒などを水やウーロン茶などで薄めるという方法もあります。度数が低ければ量を飲んでも問題ありません。そのうちにお腹も膨れてきますので、飲み過ぎを防ぐことにもなります。