高血圧という症状は、万病の元と言っても過言ではありません。体の中で起こる、様々な病気の原因の発端となるのが、高血圧という事が多いからです。それ故に、いかに血圧を安定させるかが健康を考える上で重要になります。年齢が若い人の場合、血圧を気にする人は余り多くはないかもしれません。確かに、若い時はかなり無茶苦茶な食生活であっても、比較的体は健康を保つ事が可能なため、健康管理をする人は多くはないはずです。ところが年齢を重ねてくると、若い頃の食生活のままだと体に影響が出始めます。若さによって保たれていた体の機能や代謝が加齢によって低下し、一気に病気になりやすくなります。特に血圧に関して言えば、普段の食生活の影響が如実に表れます。実際に体に取り込まれた塩分によって血圧が上昇し、高血圧の状態になってしまうと、様々な病気を引き起こしやすくなります。主に動脈硬化や腎臓機能の疾患、脳卒中や心筋梗塞など、これらの恐ろしい病のきっかけを作り出す原因となります。

そのために、大きな病気にかかる前に自分自身の血圧をチェックし、高いと感じたら、食事や運動などで生活を見直す必要が出てきます。後になって取り返しがつかなくなる前に、血圧を管理してあげる事が、これからの健康な生活を得る近道となります。加えて食生活は重要であり、動物性脂肪を多めの塩分で調理したものは、それこそ体にとって良いとは言えません。体に溜まりやすい動物性脂肪と塩分によって、血管内が固まりやすくなり、血流を滞らせます。血液の詰まりによってスムーズな血管の通り道を塞がれ、それによって多くの病気を発症させます。1日の塩分摂取量の6gを意識しながら毎日の食事を見直し、無理のない程度で管理していく努力は体に良い影響を与えます。特に動物性脂肪ばかり摂取せずに、植物性栄養成分を取り入れる事は、血圧の安定には欠かせないものとなります。植物性栄養成分が多い野菜は、塩分を排出するカリウムが多く含まれており、ナスやトマトなどを使った料理などは栄養的にも良く、高血圧の人にとっては塩分を取り除く意味でも、積極的に取り入れてみる事をお勧めします。成人の1日の塩分摂取量は6gとされています。普段から味の濃いものを好む人にとっては、この塩分量は物足りないものかもしれません。それでも毎日の食事で、塩分濃度を管理する事で血圧を安定させ、病気のリスクを減らせるならば、試してみる価値はあるはずです。

塩分を控えてバランスの良い食事を摂りましょう

ナスに含まれているコリンという栄養成分は、血圧を下げて血管を柔軟にし、動脈硬化の予防や心疾患の予防になります。アントシアニンの成分によってガンを抑制する働きがある事は良く知られています。トマトには、リコピンという成分が多く含まれており、強力な抗酸化作用によって高血圧の改善に役立ちます。リコピンは血流をスムーズにし、詰まりや血栓の予防に一役買います。悪玉コレステロールの除去にも役立つ事から、体にとって理想的な植物性栄養成分です。その他にも、塩分を下げるのに効果的な食物と言えば、バナナやリンゴなどのカリウムはお馴染みですし、トマトと同じように栄養成分が熱に強いジャガイモなどは、多くの料理に活躍してくれます。

ただし、野菜ばかりではなくタンパク質もしっかり取りたいならば、脂身の多い肉などの動物性脂肪は、あまり多く摂取するのはお勧めできませんが、それに替わる魚などは、DHAという不飽和脂肪酸の力によって、血液をサラサラにする作用があります。普段から肉料理は程々にし、ナスやトマトなどを使った料理を採用し、DHAを多く含んだ魚を積極的に取り入れる事で、血圧の安定も見込まれるでしょう。もちろん、塩分は6gに抑える事を忘れてはいけません。

高血圧の解消法は、自分自身の食生活の意識と少しの知識と実践が必要となります。塩分を控え、魚のDHAの力や、野菜のカリウムの力を利用して、バランスの良い食事を意識して摂る事が、末永い健康をもたらす事に繋がっていきます。